「なんで?(笑」
長い期間に渡って禁煙していた
とは言ってもタバコはいつもショルダーバックの中にあって
吸おうと思えばいつでも吸える状態だった
これは大橋巨泉さんがタバコを止めた方法に習い、私も真似をしていたのだ
「いつでもタバコを持っているんだ、吸おうと思えばいつでも吸えるじゃないか」
タバコがない
と思うと無性に吸いたくなるので、いつも常備しておく
そうすれば特に吸いたくもなくなる・・・という、自分に対する心理戦(笑
ところがねぇ~・・・
先日、1本だけ吸ってしまった![]()
いやいやでもさ、その1本を吸ったあと、また禁煙生活に戻れているよ?
何だかやけに印象的なことがあったので、私は元の禁煙生活に戻れたんだと思う![]()
6月某日の暑い日![]()
仕事がひと段落して次のアポイントまで時間があったし
とにかく暑い日で‘ノドが渇いた’と後輩が泣きながら私に訴えるので(笑
私たちはコンビニへ寄った
「カッツさんは伊右衛門ですね?買ってきますよ
」と後輩が珍しく気遣いを見せた(笑
「おっワリぃワリぃ、頼む」
なんて言って、私はコンビニの前で待つ
そう、これがいけなかった![]()
この‘手持ちぶさた状態’がいけなかった![]()
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しかもコンビニに設置してある‘灰皿’の前だ![]()
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仕事で緊張したあとの緩和状態も手伝って、何となぁ~く自分のバックの中にあるタバコを
自然に・・・ほんとに自然にバックから取り出して
ボックスの中に一緒に入っていたライターで、私はタバコに火をつけてしまったのだ
-y( ´Д`)。oO○ う う うまい
あぅ・・・・クラっとくる![]()
あぁ~効く・・・
その時、にこやかな笑顔を作って、50代後半~60代前半の年配の方が私に近づいて来た
ブルーのシャツにスラックス
割と小ぎれいな格好をしたその人は、喫煙している私にこう言った
「タバコ、1本だけ売ってくれませんか?」
( ゚Д゚)ハァ?だ
ハァハァ(*´д`*)━( *´д )━( *´)━( )━(゚ )━(Д゚ )━(゚Д゚)ハァ?だ
思わず、「なんで?」と聞いてしまった
そして聞いてしまったあと、想像通りの答えが相手から返ってきたので
‘何で、なんで?って聞いてしまったんだろう?なんで?’と思った(笑
相手の答え ⇒ 「金が無くてタバコが買えない、だから1本だけ売ってほしい」
「すいませんけど、タバコを1本貰えませんか?」と言われたら、こんなに‘なんで?’と思わなかったろう
「吸いません
って言うのなら吸わなければいいじゃないですか?(笑」
そんな冗談を言って、私は相手にタバコを勧めたはずだ
しかし‘1本、売ってくれ’とは・・・
終戦直後・・・そんな言葉が頭をかすめた時、相手は小銭入れから10円玉を取り出そうとしていた
「あぁーっ、いいです
いいです
」
(一瞬、300÷20 =15 頭の中で暗算・・・![]()
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)
マイルドセブン スーパーライト(ボックス)から1本だけタバコを取り出すと
私はその人に手渡した
「ありがとうございます」
そう言って私に背を向け、立ち去ろうとする相手の背中に
再び声を掛けた
「これ、私はもう吸わないのでどうぞ」
箱の中には8本くらいしかタバコが入っていなかったけど
その人は両手で拝むように箱を受け取って、私から離れていった
この日の仕事を終え、一日中一緒だった後輩と夕食を取った
「それにしても何ですかねぇ~・・・派遣切りとかリストラですかね?あのオッちゃん」
「ん~・・・、たぶんパチンコだな」
「はっ?パチンコ?」
「うん、お金が無くなるまで夢中になってパチンコをしてしまってさ、気づいたらスッカラカン・・・でもタバコは吸いたい
みたいな。そう考えた方が、派遣切りやリストラ?って考えるより、健全だと思わないか?」
「う~ん・・・いずれにせよ、食欲無くなる話ですよねぇ~」
「だよな、オレも全然食欲が無いよ」
「どうしてそういうデタラメが平気で言えるんですか?」
「なんでよ?
」
「食欲の無い人が頼む、食べ物じゃないですよね?カッツさんの注文したヤツって」
富士盛り(爆)
普通盛りでも大盛りでも富士盛りでも値段は同じ
「腹が減っては戦はできぬって言うだろ?こんな暑い日に蕎麦をたぐらないで何を食べるんだよ?蕎麦好きだし
(笑」
「いや、そうじゃなくて・・・量の話(笑」
「だから好きなんだって
蕎麦がっ
(笑」
もちろん、この天ざる(富士盛り)を余裕で完食し
再び禁煙生活が続いています
(笑
あのオッちゃん、タバコを吸えているといいなっ・・・
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