リーマン・ショックの影響だろうか?
今年の楽器フェアは2年前の開催時に比べ、明らかに出展社が減っていた
リーマン・ショックと言えば先日行われたモーターショーでも、その影響が懸念されたが
まさか楽器フェアにも・・・
もちろん、国内大手メーカーのYAMAHAやKORGなどは広いブース面積を占有し、ブース内に立ち入る人も多かった
しかし国内で細々と営業を続けているような工房関係や
海外の中小メーカーの出展数が激減していてア然とした
この先も不況が続くとなると、楽器どころではなくなるのかもしれない
でも、楽器フェアの開催を楽しみにしている、楽器を愛する人がいる限り
2年に一度、必ず楽器フェアは開催されると信じていたい
曲芸として仕込まれた動物を除き、自然界で生きる動物は楽器を使って音楽を奏でることは出来ない
楽器を演奏することは人間にだけ許された能力で、それは文化と呼ばれるものだろうと私は思う
楽器フェアの会場へ足を踏み入れた時、そんなことを考えていた
ZEMAITISブース内で展示ギターを見たついでに
カタログを貰おうと手を伸ばしたら、その横にピックが綺麗に並べられてたくさん置いてあった
「このピックはディスプレイですよね?」と店員さんに尋ねると
店員さん 「いえ、どうぞお持ち帰り下さい」
「ありがとうございます
(スマイル0円)」
・・・ってことで
ピック、ゲットーン
(笑
マジメなことを考えながらも打算的
'`ィ (゚д゚)/それがワタクシです(笑
アコギブースは割と隅の方に有って
マーティンなんかはまったく目立っていなかった

展示スペースでブィブィ言わせていたのは、やはりこっち系のギター

各ブースを回っているうちに時間が来てしまった
パシフィコ2Fには小~中規模のホールがあり、それぞれのホールでライブが行われる
そのライブの時間が迫ってきたのだ
今回の楽器フェアで私が観てみようと思ったライブは2つあった
1つはバンドメンバー全員がFILLMORE社員のモズライターズによるライブ
そしてもう1つが竹田和夫&Nighthawkライブだ
FILLMOREブースへ行ってライブ会場の場所を聞かないと・・・
ネックとボディーの形状を見れば、遠目からでもモズライトと確認出来る作り(笑
もちろん、実際にギターから出る音を聞いてもモズライトだ
とわかるはず
画像右側に写っている店員さんが、ライブ会場の場所を親切に教えてくれた
FILLMOREブースにあった、ヨットがデザインされたモズライト
加山雄三50周年記念モデルらしい
このギターからもおわかりになるように、モズライトを好む方は私よりも遥かに年上の方々
ベンチャーズ&加山雄三さん&寺内タケシさんの曲をコピーした世代で
いわゆる団塊の世代と呼ばれる方々
ライブ会場に入ったら、私の周りの方はやはり年上ばかりだった
まずはFILLMORE社、社長のご挨拶
「前回(2年前)のライブは1Fの小さなホールで行いましたが、立ち見の方がかなり多くいらっしゃったので、今年はこのホールを借りました」
続いてモズライト創業者モズレー氏の娘さんであり
モズレー氏から直接、ギター製作を伝授されたというDANA MOSELEYさんからのご挨拶
「Are You Happy?」
何か、あまりに唐突な挨拶だったので・・・私を含めて会場内に居た観客が気を失いかけた頃、ようやくライブが始まった
先陣はMOSRITE CELEBRITY CLUB
‘セレブリティ’と名乗っているからには理由がある
ベースマンは、先ほどご挨拶をされていたFILLMOREの社長さんだ
おそらく他のメンバーの方も、社内ではそれなりのポジションに就いていらっしゃる方なのだろう
おっとミスピック・・・
ドラムス、リズムはキープ出来ているが、極端に力が入り過ぎ


ドラムスの力の度合いが気になって気になって、何曲演奏したのか?とか
どんな曲を演奏したのか?とか
まったく記憶に残っていない
「ドラムの人ってさ、電池で動いているみたいだよね?」と、私の隣に座っている連れに話かけたところで演奏終了
いよいよモズライターズの登場だ
「ダイヤモンドヘッド」「シークレット・エージェント・マン」「ワイプアウト」
熟年の安定感
ドラムスの左足、ハイハットでのリズムキープにも円熟を感じた
キャバレーひと筋40年、ここは吉野家 味の吉野家 牛丼ひと筋 80年
そう感じさせるほどのプレイに連れが
「あのドラムのおじいちゃん、スゴイねっ
さっきの電池さんとは違うね
」
「これっ
もうリアルにお孫さんがいらっしゃる年代の方だから、お孫さんからおじいちゃんって呼ばれてるかもしんない、でも、おじいちゃんって言うなっ
おじさんって言いなさいっ
」
ドラムソロがまた秀逸だった
ソロの途中でクロススティッキングしたのだ
クロススティッキングとはその名前の通り、体の前で左手と右手を交差させる叩き方で
初期のジャズドラマーが‘魅せるプレイ’のためによく使っていた叩き方
私の心の師匠、スティーブ・ガッド先生は‘なるべく体の前でスティックを交差させないアプローチ’を取っていたため
スティーブ・ガッド先生が登場して以来、クロススティッキングは葬り去られてしまった
まさかここで観られるとは・・・シブイくて素敵なドラマーだ
バンマス(ベース担当) 「次は何の曲にしましょうか?え~2つパターンがありまして、バットマンとか・・・」
「ただ、バットマンをやると、その次の曲が演奏出来なくなります(笑」
そうなんですよねぇ~、モズライトって弦を押すのに力が必要だから
指の力が入らなくなってくるって言いますよねぇ~
私が心の中でバンマスに答えていると、会場から「二人の銀座
」とリクエストの声が掛かる
「二人の銀座」って・・・
年末のTV「懐かしの昭和メロディー、輝け!日本の歌」で1回くらいしか聞いたことないし
バンマス 「もう1つのパターンは‘君といつまでも’~‘夜空の星’という流れでして」
結局、加山雄三さんを選択
バンマス 「モズライトって、どうしてフレットのマークが小さいんですかね~フェンダーとかギブソンとかは王冠のマークなどが大きめに付いてて見やすいんですけど、老眼だとモズライトの小さなマークが見えなくて、2フレットくらい間違えてしまうんですよね」
自社製品を批判するとは、なんて風通しの良い会社なんだろうか(笑
弦を押さえるのに力が必要&マークが見づらい
モズライト以外のギターブランドでそんな不都合な点があったとしたら、即改良
が必至のはず
しかしモズライトの場合は‘このモズライトのスタイルじゃなきゃ嫌だっ
’という、モズライトを下支えしているユーザーがいらっしゃるのだ
アンコール「キャラバン」でライブは終了
ライブ終了後、FILLMOREのブースを覗いてみると、バンマスが接客されていた
働き者だなぁ~(笑
モズライトよ、永遠に

1タム、シンプルなドラムセットを使用していた
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